第3章 ERP導入の成果をどう評価するか・・・・

第3章-1 ERP導入の成果をどう評価するか・・・・

世間で発表されているシステム導入の事例の多くは、成功物語です。その裏にはそれを上回る多くの失敗事例があります。
システム導入の結果をどう評価するかはすぐに答えの出る問題ではありませんが、少なくともプロジェクトが予定の納期で予算どおり導入できた時点で今回のプロジェクトは成功だったと思います。ERPの導入は、世間でよく言われているようにトップがERPの標準型に業務を合わせろというところから始まって、現実的には現場の要望に負けてAsIs型になってしまうか、逆に業務の理解が足りずに標準型にこだわりすぎて業務の混乱を招くか、あるいは導入そのものを白紙に戻すことが多いのですが、今回の導入は大きな業務の混乱を招くことなく業務に定着したと言えます。事前におこなったfit and gap分析が功を奏したといえます。


第3章-2 真の意味でERP導入が成功したかどうか今後の利用にかかっている・・・・

ただし、本当の意味で今回のERP導入が成功したかどうかは、これを使って効果的な経営成果を上げられるかどうかにかかっています。それは数年利用してみて初めて評価できることです。真の意味の評価はこれからと言えるでしょう。

特に、農業を取り巻く環境はTPPなど厳しさを増しています。国内取引のみを対象にした経営環境やビジネスモデルも否応なく世界情勢の変化に組み込まれていきます。今後の協友アグリ様のビジネス領域の拡大、農業環境の変革などビジネス構造の転換などいくつも越えねばならない課題が目の前に迫っていると弊社は考えています。更なる業務変革へ着手する事をお勧めしたいと思っています。


第3章-3 "ビッグバーンでのERP導入を短期間・費用安価を成功させた要因"とは・・・・

最後に"ビッグバーンでのERP導入を短期間・費用安価を成功させた要因"に触れます。



弊社(コンサル)のかかわり方